◇◇ コエンザイムQ10とは? ◇◇
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■ コエンザイムQ10の登場と変遷
1974年日清製粉とエーザイの共同研究により、世界で初めてのコエンザイムQ10製剤が発売されました。物質名は、コエンザイムQ10(コが補、エンザイムが酵素で補酵素の意味)またはユビキノン(ユビキタスがあまねく広く存在するの意でキノン骨格の構造式の物質という意味)と呼ばれます。
生体内で合成される物質で、食品からも摂取する必須物質であり、全細胞中に分布しエネルギ−(熱)を産生するミトコンドリアという細胞内小器官で、電子伝達系と称される回路において使用される物質です。臓器によって細胞中のミトコンドリアの数が違う(エネルギ−産生の量に比例するため)ことによりコエンザイムQ10の分布量も異なり、心筋細胞に最も多く分布しています。 このことから、エネルギ−産生の減少がすぐにダメ−ジとなる心臓疾患の医薬品として登場した経緯があります。(エ−ザイのノイキノンは、うっけつ性心不全が適応症) 最初に心臓の薬となったからと言って、誤解してならないのは、コエンザイムQ10は、どの臓器の細胞にも必須であり、細胞を活性化するための補う物質であるという点であります。 従って病気となった臓器は全てQ10値が低くなっているため、べ−ス剤として与えることが現在の常識となっています。また、エネルギ−を作る傍らでエネルギ−を作るときに必然的に発生する活性酸素の消去剤として働くことも解明され、細胞の中の抗酸化剤としても着目され、癌治療にも活用され出しています。 ■ コエンザイムQ10の効果
1974年の発売以来日本では、心臓の薬としてピ−ク時年間350億円を売り上げたほど循環器系では安全で効果があることが証明されています。アメリカにおいても医薬品の申請をしました。彼の地では補酵素はビタミンと同じ類として医薬品の認可を与えず、食品いわゆるサプリメントとして広く紹介され、これまた元気になるサプリメントとして指折りの大ヒットとなり今日に至っています。このことからも効果は証明されているわけです。
細胞の中のエネルギ−産生と抗酸化力が高まれば、あらゆる効果が現れます。現代人が抱える多くの愁訴を改善できる力を有していることになります。 心臓系の改善効果では、心臓からの血液の送りだしが圧倒的に改善され、血圧、不整脈、動悸、息切れ、浮腫み等々が改善されます。 肝臓系では、他の生理活性物質(蛋白質)の合成能力が高まり、まず疲れがなくなります。女性では特に肝臓機能の高まりにより静脈(静脈は肝臓がコントロ−ルしている)の流れが改善され、女性疾患から肌や顔色の改善まで幅広く効果が現れます。(資生堂のQ10が飲む美容水としてPRしているのはこの作用) これからすれば男性はお酒を飲んだ場合の解毒能力がアップし、アセトアルデヒドをすばやく分解し、二日酔いなどがなくなります。 腎臓系においては、正しく腎の一大機能である精力回復が顕著となります。 但し、前提として補う物質であるためエネルギ−の原料(アミノ酸・糖・脂肪酸・ビタミン・ミネラル)となる物質はきちんと細胞に送り込んだ上で働くということを忘れてはなりません。 特にエネルギ−生産では、細胞内に入ったグルコ−スが、解糖系という酸素を必要としない細胞内エンジンでまず1グルコ−スから酵素の力でピルビン酸に変わる過程で2つのエネルギ−の基であるATP(アデノシン三リン酸)という物質が合成されます。 その次の細胞内エンジンであるクエン酸回路系で先に解糖系で作られたピルビン酸がもとになってクエン酸回路が回りだし、少量のATPと還元性物質(NADH,FADH)が作られ、次の電子伝達系において、大量のATPが作られることになります。この電子伝達系で還元性物質に働きかける補酵素がコエンザイムQ10であり、これなくしてはATPは作られないということです。 超重要な物質でありますが、30代以上の人に減少がでてきているため補給が必要と言われています。 |
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■ コエンザイムQ10の問題点
医薬品で登場したときからコエンザイムQ10は、血中への吸収が悪いことが指摘されており、大量にとっても細胞に届くのは僅かしかないことが効果を顕著に引き出せない原因でありました。
もともとコエンザイムQ10は、油に溶ける脂溶性の物質であるため血中に吸収されにくいものであり、剤形も錠剤で水で服用するよりカプセルで油と一緒にしかも胆汁酸やリパ−ゼの消化酵素の力を借りる食後の服用が最も効果的であることがわかっています。 アメリカにおけるサプリメントとしての普及においては、少量の服用では効果がないため大量服用という手段で効果を引き出し、日本の医薬品摂取量30mg/日の10倍にあたる300mg/日が常識的になっていました。 しかしながら日本人の脂溶性のサプリメント摂取においては、大量摂取は消化器系に悪影響がでるためはばかられており、必然的に少量摂取で吸収率を高める技術の開発が重要となります。 しかし脂溶性物質(例えばビタミンAやベ−タカロチン、ビタミンE等)の吸収率アップは容易なことではなく、中でもコエンザイムQ10は、その物性の特徴で吸収率改善は至難の技と言われていました。 生命の質Q・O・L研究会で提案しているコエンザイムQ10は、活性型としてどこも成し遂げなかった吸収率の大幅向上を達成しています。特許取得済みの技術により、サフラ−ワ−油を基剤として活性化させたQ10を20mgカプセルにして、通常錠剤タイプの8.75倍の吸収率としました。食後服用した場合食事の水分と一緒になり、瞬時に乳化されミセルとなって小腸の絨毛部から速やかに吸収されリンパに入っていく。吸収される量とスピ−ドによって他のQ10製品にはない切れ味が顕著となります。効果については大方の人が体感できるはずです。 |
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またビタミンEも配合していますが、これは細胞内でのQ10を主とした抗酸化ネットワ−クをより強化するためであり、このビタミンEも活性化しており通常より3倍以上の吸収率を有しておりビタミンEの補給も十分行なえるものです。
■ コエンザイムQ10の原料
日清製粉(現在日清ファルマ)が先行して大量生産に成功しており、これは煙草の葉から抽出してコエンザイムのQ3(Q10のタイプは抽出できません。命あるものは全てコエンザイムをもっていますが、生物の種類によって型が異なります。人間はQ10のタイプを使っています)に側鎖を化学合成してQ10を作り上げる方法をとっているので合成型と呼ばれる原料です。
次いで開発したのは鐘ケ淵化学工業(現カネカ)と旭化成で天然の酵母と細菌から抽出した完全天然物由来のQ10原料です。 当研究会の推薦している製品は、カネカの天然酵母型の原料をさらに活性化させてカプセル化した製品です。 現在200社以上のQ10製品が上市されていますが、いずれも原料は上記3社から購入して、製剤化を自社で行なっているのが実情。世界の原料もほぼ上記3社が主です。中国製品もあるやに噂では流れているが、純度が低いなど品質に問題があるようです。 ■ コエンザイムQ10の安全性
研究データにより外因性コエンザイムQ10はコエンザイムQ10の生合成に影響していないことが明らかにされています。
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Q・O・L研究会の推薦している『コエンザイムQ10』は酵母抽出物。
規格成分含有量 コエンザイムQ10・・・20mg d−αトコフェロール・・・30mg γ−トコフェロール・・・10mg ■ コエンザイムQ10の2大特徴
1.細胞内ミトコンドリアの電子伝達系で働くエネルギ−産生のための補酵素です。
2.電子伝達系及び細胞内の代謝経路で発生する活性酸素を消去する抗酸化剤です。 *コエンザイムQ10に変わる物質はない。 生命の活動にとって酸素、三大栄養素と並ぶ必須物質です。 大量に摂取してもほとんど副作用とリバウンドのないサプリメントです。 きちんとした食事からしか正常には合成されないため食の乱れた現代人には補給が必要です。 |
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■ 臨床でよく使われる疾病
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